対魔忍RPGのストーリーをざっくり振り返ります。
今回は、今年の4月~9月までです。
前半に、各シナリオをざっくりまとめておりまして、後半に気になるポイントなどをまとめてあげております。
前回のまとめはコチラです↓
4月上旬
・こたろうは、ノマドを引退することになる老騎士セバスチャンに花道を添えようとするリーナたちに頼まれ、覆面対魔忍として、決闘相手になることに。
・いっけん箸休め的なシナリオだが、魔性の力をコントロールしようと試みるこたろうの成長がみてとれる。
(登場キャラ→こたろう、蛇子&鹿之助、アスカ、リーナ、ミナサキ、メルシー、メイ、相馬、朧)
○4月中旬
・ヨミハラに潜入偵察に来た米連のミシェアは持ち前の正義感から人助けにいそしむ。
味龍でバイト中のトラジローも巻き込んで、スラムの子供を助けることに・・・というお話。
・スラムの子供誘拐は、フュルストが紅衣団崩れのラッキーヴァラキと、傭兵エルヴィーラを用いて行ったこと。
・トラジローのピンチを、扇舟の残したエプロンが救うという展開アリ
(登場キャラ→トラジロー、ミシェア、味龍一同、フェルマ、ビルヴァ、朧)
○4月下旬・メイン47「The Resurrection」
※この後のメインストリームになるノマドVS死霊卿の端緒となるイングリッド暗殺計画の回。今後の敵陣営は、死霊卿、淫魔族エレキシュガル、米連G、神田旅団、謎の剣士アレスが中心に。
・米連Gを率いるデイヴィッド・ダール、神田旅団の神田少将が初登場。謎の人物アレスと共に会合を行う。死霊卿と手を組み、星舟の失敗した五車襲撃の続きを画策している様子が伺える。
・一方、五車では、何かに呼び出されたと感じた沙耶NEOが五車を出奔。ライブラリが追跡に当たる
・イシュタルは、アンブローズを通して、幻影の魔女との和睦を申し出る。その背景には、死霊卿によって復活したエレシュキガルの存在があった。
・アレスがリザレクションを伴って、ノマドに侵入する。この際、朧に素顔を見せるが、「別の方か・・・」という言葉を残している
・朧の部下インティライミは、リーナに本日イングリッドの暗殺計画が実行されることを伝えに赴く。
・賢明卿マルジャーナと、その大幹部であり盟友ラグナロクとの会談。マルジャーナは、テウテタスの動きよりも、ノマドの勢力が削られることに重きをおいていることがみてとれる
・アレス&リザレクション、資料騎士エルヴィーラと高位レイス、淫魔族、Gの兵士がイングリッドを襲撃する。これに対して、リーナ、さらに沙耶NEOが先頭に加わり、リザレクションを破壊、アレスを退得る
→イングリッドは、淫魔族が加担していることを不可思議に思うが、これは死霊卿がエレシュキガルを復活させたためと思われる
→アレスは封遁使いのサイボーグで、剣士としても魔術師としても卓越しているという謎の人物
(登場キャラ→イングリッド、リーナ、朧/ミラベル、沙耶NEO、ユフィ&ソフィ、ライブラリー)
○5月上旬
・ヨミハラでカヲルが経営する(黒薔薇)で骸佐が会談を行う予定であった。骸佐の動向を観察するようになった紅と、二人の若様を引き合わせようと企むカヲルの思惑でこたろうも黒薔薇を訪れるというお話
・骸佐は盗賊ギルドの長ロロネーと同盟を組む会談の予定であったが、ロロネーが約束を反故にしたため、戦闘に。こたろうが加わり、こたろうと骸佐が共闘する
(登場キャラ→こたろう、紅、カヲル、深月、メルシー、骸佐)
○5月中旬
・休暇中のイングリッドは、ドロレスと東京キングダムにある闇のサーキットに観覧に。こたろうや鹿之助たちもレース観戦に来ていたが、暴走レーサーを協力して止めることに・・・。
(登場キャラ→こたろう&鹿之助、心寧、シャロン、イングリッド、リーナ、エレーナ、イスカ、アレクトラ、ゼシカ、セナ)
○5月下旬・メイン48(鬼神の対魔忍)
・Bandit砦にゆきかぜとアスカが訪れる。まりは、先日の戦いで、怪力のトルケルたちを一人で倒した人物が、死んだはずの凛子ではないかとゆきかぜに告げる。
・現在。シュミレーションで未来世界の軍勢と戦うこたろう達。舞華の伍番隊隊長就任話が持ち上がる。
・未来。ブレインプレーヤーの将軍ネルガルが女王マウザに宮廷魔術師ダゴンの謀反を進言するが一蹴される
・現在。イングリッドが魔界の王都を訪れる。ここで、魔界の説明が入り、空位の王都を束ねる宰相卿ビスマルクと彼が指揮する12の騎士団の存在が明らかに。
イングリッドは、ケーレスの配下にいたアレスという魔法剣士が、先日の暗殺者と同一人物かを問う。ケーレスはその質問には答えなかったが、エレキシュガルの復活と、ブラックの弱点となるふうま小太郎を敵が襲うことを助言する
→魔界九貴族が新たに二つ判明。
賢明卿マルジャーナ、死霊卿テウタテス、幻夢卿ガーマテヴに続く。ブラックも?
・現在。こたろうはライブラリーと訓練中、魔の力をかなりコントロールできるようになる様を見せる。こたろう自身が、この力がブラック由来のものであることを言及している
・未来。ゆきかぜと蛇子は、凛子とおぼしき剣士の住む廃村に向かう。再開した凛子は殺意を宿らせた左腕に苦しんでいた。仲間に加わることを望むゆきかぜに、もう少し時間をくれるよう頼む凛子。
ダゴンに弄ばれ禁術をかけられた凛子であったが、ギガースに助けられ、彼女の仕事を受ける代わりに、禁術の制御の仕方を教わる。
(登場キャラ→こたろう&鹿之助&蛇子、まり、舞、ケイリー、ハイリ、鶴、ころ、弓走、楓葉/イングリッド/大人ゆきかぜ、蛇子、凛子)
○6月上旬
・アサギは、亡き扇舟の遺品から座標が書かれた手紙を見つけ出し、こたろうと二人そこに赴くと、そこはテーマパークのようなお城があり…というお話
(登場キャラ→こたろう、アサギ、リノア、桃香、ブリジッド、玉藻)
○6月中旬
・配信者チアルのヨミハラ探訪。
・未来世界/鬼壱あずさがダゴン基地に潜入するお話の2本立て。あずさは、女王マウザに仕えておりおり、ダゴンの裏切りを調査。
(登場キャラ→チアル、静流、若さくら、リーナ、トラジロー、朧、探偵組)
※6月下旬、メインシナリオ追加なし
○7月上旬
・こたろうは、覚醒リリムと海に遊びに行く。その先で、フュルストの元を追い出されたオロバスとシームルグに出会うが・・・というお話。
→二人は改心し、獣王会の所属に戻る
(登場キャラ→こたろう、覚醒リリム/ころ、ケイリー、アンブローズ、ルル、鹿之助、なお、イシュタル、天音、トラジロー、お諒、時子、桐原、神流、若さくら)
○7月中旬
・こたろうは、静流とヨミハラビーチを訪れる。その海には人魚の目撃情報があって・・というお話。
(登場キャラ→こたろう、静流、アレッキィ、セルヴィア、カリン、クラクル)
○7月下旬・メイン49「筆頭の試練」
・未来世界。若紫初登場。若さくらを探し出すべく、女王マウザに謁見するため、首都アンダークに潜入する
・現代。二車忍軍。ロロネーとラッキー・ヴァラキが骸佐に服従を誓う
・舞華の5番隊隊長就任をかけ、火遁衆会議が開催。
・過去魔界/キイは、幼少期のリリムに出会ったときの夢を見る。ブラックはシュバリエの元に旅立つ。
・現在魔界/アンブローズは死霊卿に使える兄モリガンの元を訪ねる。エレキシュガルを嫌う兄が、それでも死霊卿に与する理由は語られなかった。
・現在。舞華・こたろうVS伝治・コロ、見事勝利した舞華が火遁衆5番隊隊長に。
(登場キャラ→こたろう、若紫/火遁衆(数字は何番隊を示す)5舞華、1加持、3焔、9炎斗、7放炎斎、4伝治、8巌/名前だけ→2浜崎リブ、6陸奥のんか、10炎竜寺みこち
〇8月上旬
・そに子コラボ以来、2回目となる対魔忍RPGのコラボイベント。お相手は漫画「BLACK LAGOON」。
・対魔忍世界では、「BLACK LAGOON」はドラマとして世に認知されているが、レヴィやロベルタ、バラライカといった登場人物は実は実在しているという座組。
・南シナ海のコートララ島で、米連Gが暗躍。バラライカの依頼で、友人であるアサギがこたろうたちを派遣。島での案内役であるレヴィや、偶然居合わせたロベルタも巻き込み、Gの作戦を阻止するというお話。
(登場キャラ→こたろう、鹿之助、蛇子、ゆきかぜ、アサギ/レヴィ、ロベルタ、バラライカ)
〇8月中旬
・カジノにバニーKの幽霊が出現。ドロレスに頼まれたこたろうは、紫水と調査に行く・・・というお話
→幽霊の正体は、五車から脱走したミスター・フールと、バニーKの悪夢の集合体たるバニーKナイトメア
(登場キャラ→こたろう、紫水、ころ/イングリッド、エレーナ、アルフォンス、まめ、リリノーエ、静流)
〇8月下旬・メイン50「ヨミハラ牛追いレース」
・探偵組は金欠のため、カトブレパスのヌシを捕縛するバイトを請け負う。そんな中、クロアサを狙うGの機械竜人フィオナが迫る・・・
・探偵組VSフィオナの戦いは、アルスが介入したため、ノーゲームに。
→クロアサはフィオナとネメシスを巡る因縁を、ミリアムはアルスに封印された自分の魔力を感じる因縁を覚える
・アレスが元対魔忍で封遁の術を使うこと、ミリアム由来の魔法を行使できることが明示されている
・また、事実上フェリシア初登場している。(過去に、正月イベントで別次元のは出演済み)
(登場キャラ→探偵組、トラジロー、アルカ、ミシエア、サリー/メルシー、カノン、ユーリ、アスタロト、ヤマタノオロチ、アンリード
〇9月上旬
・未来。舞華の元に火遁の制御の仕方を教えてほしいと石神井爽美が訪れる。二人は、Banditに属するしいなと共に、村を襲う龍魚の討伐を引き受ける
→実はギガース陣営の私兵だった爽美は、レジスタンスに合流することに。
→龍魚は本来、魔界の生物のため、その出現が新たな「魔界の門」の存在を匂わせている
〇9月中旬
・半年前、魔界の有力貴族リッチスター家の末弟レピタと、フランシスが出会い、フランシスファミリーを作るも、フランシスは後に失踪。レピタは、ファミリーの損失を埋めるべく、フランシスと仕事に出かける・・・というお話
・淫魔族のハデスシスターとワイトは、リッチスター家の希少鉱物を獲得するため、レピタの人格の乗っ取りを計画するが、フランシスと災禍、そしてレピタ自身によって阻まれ、逃走。
→災禍はアサギから極秘の命を受けて、淫魔族への協力を要請。その見返りは「幻影の魔女)の情報だった
(・フランッス、レピタ、探知組、災禍、アンブローズ、イシュタル)
〇9月下旬・メイン51「フュルスト」
・ブラックVSエウリュアレーで幕が上がる。エウリュアレーはブラックに敗れる(生死は不明)
・二車忍軍と、鬼武衆がヨミハラに潜入
・イングリッドは、朧の元を訪れる
・こたろう、鹿之助、蛇子は、静流の案内でフュルストの元に。しかし、この静流はヴィネアが化けたもので、本物の静流は囚われている。フュルストは、状況を打破するために、こたろうの魔性の力を調べたいという
→フュルストの口から、「輪廻の輪の中で、ブラックが狂われてしまった」との言があり、今のブラックが他次元のブラックとは性格(性質?)が異なるものと明示される
→ライブラリが助けに入り、ヴィネアを討伐
・ハデスシスター、エルヴィーラ、レイス、冥府の獣王ケルヌンノスらがフュルストに加勢するも、二車と鬼武衆に敗北(エルヌンノスは死亡)
→こたろう、骸佐たちは、異界の力で強化されたフュルストとぶつかる
・エレキシュガル、本編初登場。本人の目的は、自分を封印したイシュタルやアンブローズに復讐し、いずれ魔界の女王になること。一方で、死霊卿は、幻影の魔女やリリムの存在が再び封印の可能性になることを促し、エレキシュガルの目を人間界、その橋頭保としてのヨミハラ支配、つまりはブラック討伐に向けさせる
→ここで、「紅血卿」というワードがたぶん初登場。魔界9貴族の6人目。「北の女王」というワードも出るが同一人物か?
(・こたろう、鹿之助、蛇子、ライブラリ/鶴、なお、ころ、稲毛夏/リーナ、イングリッド、インティライミ、ローゼン/静流、災禍/二車忍軍、鬼武衆)
〇シナリオ概要
対魔忍RPGのシナリオは、骸佐編&内調編&こたろう魔性編が初期の三本柱、それに加えて未来編と魔界内紛編が新しいメインストリームになっていると考えています。
そのうち、内調編は、約3年をかけていったんの終止符を打ちました。
(正確には、22年10月のメインシナリオ41「五車決戦」までなので、4年目に片足突っ込んでますが・・・)
一方で、3年目(2021年)春頃から4年目(2022年)にかけて、未来編と魔界内紛編の比重がどんどん大きくなっていきます。
内調編は終わりが明確だったので、それ以外のシリーズの現状をまとめておきたいと思います。
1、骸佐編
対魔忍RPGシナリオの発端たる骸佐編は、この4年目の最後メインシナリオ51「フュルスト」でいったん、閉幕したのではないかと個人的には思います。
骸佐が五車で反乱を起こした背景には、フュルストの暗躍があったわけなのでフュルスト討伐までは分かる話の流れなのですが、骸佐視点で見ると、ここから先やることがあんまりないんじゃないかと思ふ。
こたろうと骸佐も剣呑な雰囲気はもうなくて、なんか分かりってる感さえあるので、こたろうVS骸佐を軸に進めていくのは、やや難儀な気がします。パワーバランス的にも、こたろう側と、二車忍軍だとバランスとれてないのも懸案材料。
対魔忍RPGシナリオの総決算、結びとして骸佐の落としどころに戻ってきそうな気はしますが、もうメインストリームとしての役割は終えたのではないかというのが、自分の感想というか、位置づけですね。
2、こたろう魔性編
こちらに関しても、こたろうの魔性の力がブラック由来であること、最近はこたろうがその危険性も分かった上で、その力をちょいちょい行使していることから、「魔性の力の謎に迫っていく」という意味では、こちらもメインストリームとしての役割は、ほぼほぼ終わっているのかなと思っています。
どこが、キーポイントだったか振り返ると、やはり21年1月メインシナリオ31「闇との邂逅」であったと考えています。
ここに絡みそうなのが、21年5月のイベントシナリオ「ダンジョン再び」で賢明卿マルジャーナから貰った一冊の本。その後音沙汰なかったですが、22年11月イベントシナリオで「未来からのの皇女さま」で、ついに再登場。このあとの展開がたのしみですね。
3、未来編
20年9月メインシナリオ「雷神の対魔忍」で幕を開けた未来編は、21年5月「風神の対魔忍」に続き、その後対魔忍RPGシナリオの中核のひとつになっていきました。
今では、メインシナリオが更新されるたび、未来編と現代編が少しずつ進むということが多いですね。
ざっくりまとめておくと、ブレインプレーヤーに支配されてディストピア化した未来世界では、テセラックが破壊されたことで力を取り戻した対魔忍たちの反転攻勢、次元ケータイを使うなどのこたろうの介入、女王マウザに対して裏切りを働いている宮廷魔術師ダゴンの存在など、対魔忍陣営が逆転していける下地が作られている過程が描かれていると思っています。
未来編に関しては、犬化して存命したこたろう?の存在、マウザに会いに行った若紫の存在、新たに匂わせられた未来世界での魔界の門など、気になる点も多いので、別途まとめておきたいと考えてはいますが、いつになるかは不明・・・。
4、魔界内紛編
話が大きく動き出すのは、21年7月メインシナリオ38「闇の底で蠢くもの」で、ブラックの口から、幻夢卿カーマテヴァが死に、淫魔族の後継争いが起きていることが告げられたあたりでしょうか。
対魔忍側から見た敵陣営としては、死霊卿テウテタス、淫魔エレキシュガル、米連G、神田旅団という座組。
各陣営の思惑もまだはっきりしないとこもありますが、エレキシュガルの軸足は、魔界支配なんですよね。で、死霊卿は、ブラックとノマドを潰したいと。そのため、人間界にいる覚醒リリムほっておくと危ないよー、人間界への足掛かりとしてヨミハラ支配しとこうよー、だからノマド潰さないとねーと、エレキシュガルをそそのかしている感じ。
メチャメチャ楽しみなのは、エレキシュガルへの対応として、淫魔族と対魔忍が歩み寄ったことから、幻影の魔女不知火と、アサギやゆきかぜが再開する芽が生まれたことですね。
そして、魔剣士アレス、いったい何者なんだ・・・問題。属性てんこ盛りで、邪眼・封遁の術の使い手なので元対魔忍?&大魔術の使い手(後に、その魔術が、ミリアム由来のものである可能性が示唆)&一部サイボーグ化している&魔界の暗殺卿ケーレスの配下であった可能性など、情報が錯綜しているー。
ほかにも、ついに名前の挙がった、魔界9貴族の宰相卿、暗殺卿ケーレス、紅血卿の存在や、娘を取り戻そうとする鬼族ラグナロクなど、話はさらに複雑さを増しそうですね。
という感じで、4年目のシナリオまとめでした。
では、また!